僕が怪獣になった

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ん~ さて、どうするか~?いずれ自分の不幸、不遇に苛まれるとして、そだな、まずこのシチュエーションを楽しむ事にしよう。 とりあえず起きたらまず顔洗うでしょ!! ドスンドスン!! 「リポーターの譲二です‼おっと怪獣が立ち上がりました~‼」 ん~顔洗うたって…怪獣だしな、この近くで水がたくさんあるって言ったら奥多摩湖くらいしかないからな~ ドスン!!ドスン!! 「おおっ、今度は怪獣が山梨方面に向かって歩いております‼リポーターの譲二でした~‼」 なるべく他の人に迷惑かけないようにね…沢沿いを登って行きましょうね と慎重に歩きはじめた矢先でした ドテッ!! バッターン!!グシャッ… 怪獣の足にまだ馴れてなかったんだね。あれよ、自分の足につまづく感じでさ倒れたというかこけちゃった… あ。学校壊しちゃったみたい あ。夏休みか… 「リポーターの譲二です‼怪獣が小学校を壊しました‼なんて残酷な怪獣なんでしょうか‼」 (いや。違うから。転けただけだし、それに"リポーターの譲二"多用しすぎだし…) ガオーガオー どうやら学校には誰もいなかったようだ…よかった…気を取り直して奥多摩湖に向かう。 まず、顔を洗うつもりだったけどね…歩いたら喉渇いたし、顔洗った水は飲めないしね…怪獣だし飲み水の確保も大変だし、だからって元々人間なんだからあんまりかけ離れた"水"を飲むのも嫌だしさ で、水を飲んだらさ パタパタパタパタ… あ。ヘリコプター増えてきた 「譲二です‼怪獣は東京の水瓶奥多摩湖の水をガブガブ飲んでおります。今年は水不足ですが大丈夫でしょうか~‼」 (え?だって飲んじゃったもん。) 「おや?顔を洗っているのでしょうか‼奥多摩湖はすごいうねりです‼近所の住人たちは大丈夫でしょうか~‼」 (あ。ウンチしたくなってきた…)
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