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「ごめんなさい東雲さん…朱音の相手させちゃって。」
「とても面白い子だったよ?話していて楽しかったし。」
「誓って言いますけど、俺と朱音は本当に何もないですから、ただの幼馴染ってだけです。」
「そう?僕にはそうは見えなかったけどな…。」
東雲さんは含みのある謎の笑みを一瞬浮かべた
下を向いていた俺は気づかなかったのだが
「そういえば、君が朝言ってたこと、決まったよ。」
「朝…?あ、もしかしてお礼のことですか?」
「そうそう。ちゃんと金銭とかじゃないことだからね、安心して。」
「そうですか…。」
俺がほっとしたのもつかの間、1つの疑問が思い浮かぶ
(物とかじゃないならなんだ?家事の手伝い…とか?でも1人暮らししているみたいだし、家事とかできているだろうし…)
「ねえ暮橋君。」
「はい?」
「僕の食料になってくれる?」
「………はい?」
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