窓枠の世界

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窓枠の世界

少女がふと窓を見ると、 晴れたちいさな世界にうすい、うすいピンク色のちいさなわたが舞っていた。 その雪は、桜のようにもみえた。 「きれい」なそらを見てもなにも感じない。 外を見ることもなくなっていた。 少女はいま見たけしきを、 忘れないようかきとめていた。
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