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言うやいなや、雄叫びとともに薙刀を振るう弁慶。
ひらりと、まるで空を舞っているかのように、橋の高欄に飛び移った義経。
刀は抜かず、一緒に帯刀していた木刀を手にすると、義経の動きについてこれず、義経を見失い、辺りを探っている弁慶目掛けて一振り。
その一撃で、地に堕ちた弁慶。
あいや、参ったと起き上がった弁慶を、義経は家来として迎え入れ、長く、辛い旅路へと二人は挑んでいく。
そう、これが史実に伝わる義経と弁慶の出会いの物語。
しかし、ほんとうに……?
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