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アベル・レクィエール
「ジキル博士、入って良いですか…?」
ガッ‥
「ハァァ‥」
‥!
アベル・レクィエール
「…ちょっと待ってあげて…」
私は頷いた…何か飲んでるような
小さな音が聞こえた
「ゴホンッ…失礼したね
入っていいぞ。」
さっきの低くて不気味な
二重声じゃない、私が知ってる
ジキル博士の声…
アベル・レクィエール
「失礼します…」
アベルさんは扉を開いた
ジキル・クレイス博士
「おお、よく来たな…仁科くん
わざわざご足労いただいて感謝する。」
優しそうなジキル博士に
ホッとして胸を撫で下ろし
私は会釈した…
私
(仁科クレア)
「こちらこそ、採用してくれて
ありがとうございます。」
ジキル博士は微笑む
ジキル・クレイス博士
「フフ…さて、以前も話したが
ここで働く研究員達は住み込みなんだ
地下にある、個室で
寝泊まりしてもらうぞ?」
私は頷いた
アベル・レクィエール
「部屋は指紋認証で自分しか
入れないようにしないとダメだからね?」
私はアベルさんに視線を
向けて首を傾げる
ジキル・クレイス博士
「あ、ああ…それもそうだな
野蛮な男が入れないようにしてほしい…
特に仁科くん…君には徹底してほしいんだ。」
私はジキル博士に視線を向けてうなずく
博士は安心したのか再び微笑を浮かべた
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