file Ⅰ ┨ジキル博士の研究所┠

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自己紹介…した方が良さそうね なんか、変な感じだけど… 私 「わ、私…仁科クレアっていいます…」 もう一人のアベルさんが笑った カイン・レクィエール 「俺はカイン・レクィエール アベルは俺の弟だ。」 な、なるほど! 双子ね!どうりでそっくりな訳だわ…! アベル・レクィエール 「あ、兄貴…」 …! 私 「あ、アベルさん!」 アベルさんが私をその背中に隠した アベル・レクィエール 「…兄貴、彼女は新人の仁科さんだよ いじめたら許さない…」 カインさんは鼻を鳴らす カイン・レクィエール 「フンッ…弟の分際で生意気な… 守れるんなら、守ってみやがれよ。」 カインさんは研究室から 出ていってしまった… アベルさんが振り向く アベル・レクィエール 「ごめんね、仁科さん あれは僕の兄なんだ… 僕とは真逆の性格で ドSだから気を付けて。」 な、なんかそんな感じはしたけど まさか本当にそうだったなんて… 私 「わ、わかりました…」 アベルさんは微笑んで頷く アベル・レクィエール 「よし、じゃあ…さっそく ジキル博士に渡すメディカルハイドロスリープを作ろう これが水色の薬品、まずは 黄色の薬品を試験管に移して…」 私はフラスコに入った黄色い薬品を 試験管にそそいだ。
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