90人が本棚に入れています
本棚に追加
自己紹介…した方が良さそうね
なんか、変な感じだけど…
私
「わ、私…仁科クレアっていいます…」
もう一人のアベルさんが笑った
カイン・レクィエール
「俺はカイン・レクィエール
アベルは俺の弟だ。」
な、なるほど!
双子ね!どうりでそっくりな訳だわ…!
アベル・レクィエール
「あ、兄貴…」
…!
私
「あ、アベルさん!」
アベルさんが私をその背中に隠した
アベル・レクィエール
「…兄貴、彼女は新人の仁科さんだよ
いじめたら許さない…」
カインさんは鼻を鳴らす
カイン・レクィエール
「フンッ…弟の分際で生意気な…
守れるんなら、守ってみやがれよ。」
カインさんは研究室から
出ていってしまった…
アベルさんが振り向く
アベル・レクィエール
「ごめんね、仁科さん
あれは僕の兄なんだ…
僕とは真逆の性格で
ドSだから気を付けて。」
な、なんかそんな感じはしたけど
まさか本当にそうだったなんて…
私
「わ、わかりました…」
アベルさんは微笑んで頷く
アベル・レクィエール
「よし、じゃあ…さっそく
ジキル博士に渡すメディカルハイドロスリープを作ろう
これが水色の薬品、まずは
黄色の薬品を試験管に移して…」
私はフラスコに入った黄色い薬品を
試験管にそそいだ。
最初のコメントを投稿しよう!