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知らなければいけない。
彼らと響也の間に何があったか。
その為には哲学書のような日記を早く読破して
あの兄弟からきちんと話を聞きださなければ――。
「――庭に孔雀がいるんですね」
着替えを済ませると
僕は平静を装って食堂に入って行った。
すでにテーブルについていた2人は顔を上げ
驚いたようにそろって目を見開いた。
「どうかしましたか?」
特に冬馬の方は瞬きすら忘れ
「そのシャツ……」
じっと僕に魅入ったまま言った。
やっぱり――。
「響也が着ていたものですか?」
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