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「猫に食われちまえ!バカが!」
冬馬は外に向かって
ボロボロになったクッションを投げつけ叫ぶと。
あとは――そそくさと窓を閉めた。
そして
「やあ、おはよう!そろそろ朝御飯にしようかと思って来たんだ」
一連の騒ぎなどまるでなかったかのように
満面の笑みで僕を振り返る。
(ウソだろ……)
どんな顔していいのか分からず
「はあ……」
軽く頭を下げる僕の隣で
「で?孔雀をオーブンにでも入れたのか?ああ?」
羽毛まみれの惨状を見せつけるように
由莉が頭を振るう。
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