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NHKが放送したドキュメンタリー番組の冒頭に、興味深い場面がありました。
( Youtube『イランの核開発とイスラエル・アメリカの経済制裁』)
イラン国営放送が制作した番組を、NHKが放送していたのです。
その中で英国の元大臣(ただしイラン寄り)が、『米国は冷戦時代、核兵器材料となるプルトニウムを生産させるため、パーレビ王政時代のイランなど、発展途上国にも原子力を売り込もうとしていた』と発言していました。
そういえば他にも、『ベトナム戦争時、米国は南ベトナムから実験用原子炉の燃料を回収するのに苦労した』とか、『日本の原子力開発は、〝被爆国の日本も平和目的で原子力を活用している〟というPRのために支援された』ということを描いた、ドキュメンタリーを見た記憶があります。
しかし冷戦終結後、米国とロシアではいつの間にか手打ちが成って、軍事用プルトニウムの生産炉を止めようという協定ができていたのです。
特に東日本大震災以降は、途上国への核拡散に示しがつかないから日本も再処理を止めよ、と求める米国の政策変更もありました。
そんな時代に放映された、このような番組は、いったい何を物語っているのでしょうか?
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