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私は冷静を保つ為、両手で軽くメガネの位置を整える、クイッ
クラス中が異様な笑いの臭いに包まれている
自分の名前と運命を同時に呪っていた
私の名前は、明智美鈴
隣の男子は、織田信長
宿命とはこの事か、、、
夏休み明けは、昼前に学校が終わる
帰り支度をしていると友佳が声を掛けてきた
「ねぇねぇ、みんなでランチしていかない?」
「いいけど、他に誰誘ったん?」
「香織と池添。後、、、織田信長君w」
くそっ~ネタにする気満々じゃんか
新学期初日から親友の誘いも断れず、渋々と連れて行かれる私、、、
夏休み前、駅前のショッピングモールに入った、新しい本屋の脇にクレープ屋もできていたらしく、みんなでクレープ買って、屋上で食べる事にした
「あった、あった~新しい本屋~♪」
友佳がはしゃぎながら指先した
「ブヒャヒャヒャ、ヒィ~」
池添が品格のない笑い声で転げ回る
私もその本屋の名前を声に出して読んでみた
「本の王子」
はてな?マークがポンポン浮かんでいた香織と友佳が大声で復唱した
「「ほんのおうじ、、、本能寺!!」」
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