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「君も死ぬかもしれないんだぞ?」
「エレシアに辿り着けたら私も死んだって構わない。その前に死ぬのはごめんだけど。」
「ほう」
「私は・・・、一人じゃ動けない臆病者なの。どうせ無理だからって、17歳のガキが行けるわけないって。エレシアの事話すと変人扱いされるからずっと黙ってたの。だけど、君を見て思った、私はエレシアにどうしようもなく魅かれているんだって。だからお願い、私も協力させて。」
「・・・・いいよ」
「本当!? ありがとう! 私はアカネ、よろしくね!」
「よろしく」
彼女の瞳は本気だった。その時はそう思えたんだ、そして
この出会いが、俺の運命を変えたんだ。(完)
※”恋のはじまり”になっているかどうか微妙な所な気がしますが、読んでいただきありがとうございました。
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