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アラシは写真を、ベアムに見せた。
アラシ｢この写真に写っている、人形。
この館で見た、人間とそっくりだ。
いま、館の人間は見当たらない。
それと、この日付、５０年前に、この写真は、とったものだ。
日付は昨日だ。
ベアム、この館はループをしているんだ。
永遠に明日はこない。
化け物は、この老人だ。
老人はこの写真を、とった直後に、盗賊によって、殺された。
老人は、ずっと一人だった。
老人は死ぬ前に、あの子達を置いて死ねない。
と呟いたんだ。
老人の未練により、老人は悪霊になり、作りかけの人形に入った。
そして、自分を殺した盗賊たちの子孫を殺した。
だけど、悪霊になってしまった老人は、次々と人を殺し、この館には、誰もこなくなった。
パーティーは、俺たちを集め、殺すためのものさ。
昨日の人間は、たぶん、行方不明者、つまり殺された人間の魂が入った人形だ。
ベアム、化け物と人形を闇の世界に落とせ。
二度と、この世界にもどってこれないようにしろ。｣
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