黒い下衣(スリップ)の兄嫁(おんな)

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1 時は2017年8月31日の夕方6時40分過ぎのことでありました。 週間天気予報によりますと、四国地方はこの1週間曇りぎみの天気がつづく予報で、気温は9月になると言うのにものすごく蒸し暑いと出ていました。 9月になれば、気温が落ち着いて来て夏の暑さが一段落するものだと思っていたのに、まだ蒸し暑い日がつづくと思えばおもうほど、うつになってしまうみたいだ… 恐ろしい事件は、そんなユウウツな気持ちに包まれている中で発生しました。 場所は、四国中央市川之江町港通りにあります一戸建ての家にて… 家の居間には、家の長男の嫁・由宇加(ゆうか・40歳)と両親と長女の麻友実(まゆみ・28歳・家事手伝い)と次男の明祝(あきのり・36歳・工場勤務)がいまして、晩ごはんを食べる時を待っていました。 この時に、晩ごはんのことをめぐってもめ事が発生していました。 この日の晩ごはんは、麻友実が料理教室で習得しましたイタリアン料理となっていましたが、父親が『食欲がない、食べれん。』と言うていたので、そうめんに変更になっていました。 そのことに不満を抱いていた明祝は『イタリアンと言うたらそうめんのことを言うのか!?』と怒鳴っていたので、端で聞いていました母親がコンワクしていました。 この時、端で聞いていました由宇加がまあまあと言いまして明祝をなだめていましたが、かえって明祝の怒りを高めてしまいました。 由宇加は、過度にやさしい声で『おとーさんは食欲がないので、冷たいそうめんが食べたかっただけなのよ。』と言いまして、明祝に晩ごはんが変更になったことを理解してほしいと求めたあと、晩ごはんに入りました。 麻友実は、台所からそうめんつゆが入っているピッチャー(いれもの)を取りに行っていましたが、この時に事件が発生しました。 麻友実が台所に入ってから数秒後に、母親が明祝に『今日はお給料日ね。』とやさしい声で言いました。 明祝は、給料日と言う言葉を聞いたとたんにワーッとなりまして、大声で叫びながら由宇加の顔をグーで思い切り殴ってしまいました。
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