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 慌てて浴衣を引き下ろそうとするのを、のしかかってきた大きな身体が阻み、抵抗も虚しくそのまま下肢を大きく剥かれてしまい、真人はひどくうろたえた。  あの男たちに強引に連れて行かれたため、下着をつける暇がなかった。まだ熱い湯の名残を留める火照った尻と太腿を目の前にして、鷹田が小さく息を呑むのが判った。カァッと頬が染まる。 「ああっ、やめ…っ」   信じられない光景を目にして真人の息が止まる。鷹田は両の太腿のつけ根をがっちりとつかみ、いきなり双丘の最奥へと口づけた。 「あっ、いやッ、うそ…、いやあーーッッ」   真人の最も恥ずかしい場所に唇を押し当て、こじ開けるようにして、尖らせた舌をねじ込んだ。それは真人が激しく恥じらうために今までほとんど許したことがない愛撫方法だった。  惑乱する真人をよそに、鷹田は熟れた桃にむしゃぶりつき、したたる果汁を舐めすするような舌使いで、湿った尻のあわいから滑らかな尻肉までを嬲り始めた。 「ひやぁあッ、やっ、や、やめて、鷹田、お願…あっ…ああっっ」   下肢を乱暴に支配され、蹂躙される感覚に慄いた真人は、見開いた目から涙を噴き零す。 「駄目だ、許さない」  鋭く尖った声に真人はハッと息を呑む。初めて聞く厳しい声だった。  一片の容赦もない愛撫から逃れようと真人は懸命に白い太腿を揺らすが、それが雄の嗜虐心と征服欲をさらに煽ることに気付かない。  まだ触られてもいない果実の先からは、とろとろ、とろとろといやらしい蜜がとめどもなく零れ落ち、清潔なシーツをしとどに濡らしてゆく。 「ぁああ…んっ、も、もう、放し、おねが…いや、いやあーーッ」  舌の代わりに長い指を突き入れられて真人の足の爪先がきゅっと丸まって引きつる。  恥ずかしくて、恥ずかしくて、けれど身体は確実に煽られてゆく。  見知らぬ男に無理やり犯されているかのような恐怖を覚えるのに、その一方で被虐的な恍惚と快感が、真人の全身を支配した。
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