19人が本棚に入れています
本棚に追加
インターフォンが鳴って、まずはみっくんとノリが到着した。
続いて、駐車場で同着になったと言うアキさんとユキさん。
井上3兄弟が揃うと、長身揃いなんでまるで人間山脈(笑)
ユキさんは作業着のスラックスにTシャツのままなんだけど、袖口から見えるその二の腕のくびれにドキドキが増殖している。
彼は私にそっと微笑みかけると一言、ぼそりと呟く。
｢お疲れ様、の挨拶、欲しいなぁ｣
｢恥ずかしいから嫌｣
｢ま、そーくると思ったけどね。
じゃ、これだけで我慢しとこ｣
そう言って彼は私をぎゅっ、と抱き締めて額にそっと唇を落とした。
何ですかこれ。
いきなり超甘ですけど？
恥ずかしいのは確かだけど。
……嫌、じゃない。
むしろ、嬉しい。
ドキドキと一気に心拍数が上がる。
ねぇ。こんな感情、何て言うんだっけ？
最初のコメントを投稿しよう！