出会い

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「…そうなんだ。」 「そんな魂の中でも、犯罪、人殺し、自殺をした魂はあいつらのように鬼になってしまう。」 「…じゃあどうして俺は狙われるんだ?何で俺が交通事故で亡くなるってわかるんだ?」 「俺は死神で、お前の魂を回収にきたんだ。死神帳簿にも、お前が死ぬことが書いてある。」 「死神帳簿~‼何それ?」 可笑しくて笑いそうになったが、胸元から黒皮の小さな字で『死神帳簿』と書いてる手帳を出してきて、ひろげて確認していた。 「ほらっ⁉間違いないわ⁉お前は死ぬ予定だよ。ちなみに家族構成は父親、母親、兄、姉、祖母の6人家族。恋人なし。」 「小学校6年の時に お前の祖父が亡くなっただろう?あの時も俺が回収に来たんだ。」 耳を疑ったが間違いないようだ。祖父が亡くなったのは ごく一部の人しか知らないことを この死神は知っているようだ。
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