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「最近です。」
「お式したとは聞いてないけど？」
「お式はまだ少し後なんです。」
「ひょっとして
貴方も出来ちゃった結婚？」
「ち、違います！！」
顔が一気に熱くなった。
「あらそう。
慌てて届けを出すから
そうかと思っちゃった。」
はあそうですか・・・・。
ま、普通に考えればそうか・・・・
ちょっと私たちは
特殊だからしょうがないんです・・。
まだ、その事は退職願も出して
いないから話せない。
もう、龍也さんのせいなんだから！！
出された書類に言われた所に
書きこんでいく。
私の名前を見たとたん
松村さんはいきなり質問をして来た。
「あなた寺沢さんになったのね、
彼氏ってたしかお医者様って
聞いてるんだけど、
ひょっとして
都市大付属病院に勤めてる？」
「あ、はい。」
「そうなんだ。」
なに？
何かまずい事でも・・・！！
綾香が少し前に
松村さんの片思いの人が
龍也さんの病院に居るって
話していたことが頭に浮かぶ。
まさかね・・・。
苦笑いをした。
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