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総務部の皆さんはとっても
お話し好きなので、
昼からの半日で
充分話しは伝わっていた。
帰りの更衣室で綾香に愚痴る私。
「部長までちゃんと伝わっていて
本当は出来てんじゃないのか?
ってこれってセクハラだよね!!」
「うーん。ごめんきっと
私達のせいかもね。」
「全員がそうとは限らないのに。」
綾香によしよしと頭をなでられた。
人に優しく撫でられるのは
何て気持ちが良いんだろう。
それにしても
綾香がんばってるんだ。
きっと綾香も
最初言われていたのに違いない。
私でさえこんなに言われるんだから。
それでも私に愚痴らないで
笑顔で居たもの。
みんなそれぞれ凄いよね。
「そうそう今度の
土曜日螢菜は時間取れない?」
綾香が思い出して
話し出した。
「何も無いと思う。」
「良かった。
聡さんからね連絡が来て
今度の土曜日に亮祐さんの所へ
一緒にお見舞いに
行って欲しいって。」
そういえば土井さんの所へ
全然行ってない。
龍也さんが1人では
絶対行くなと言われていたから。
何故なのか今ひとつ分からない
けど、みんなで行くなら良いよね。
OKと返事をして帰る。
土井さんどうしてるんだろう。
記憶が
戻ったかな・・・・・・・・。
最近私の事を話しているとは
あまり聞かないけど・・・。
なんとか私との事は
誤解だと解いて
日本を離れたいと願う。
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