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部屋に入り、もわっとした熱気に顔を顰めながら、エアコンのスイッチを入れた。 「何か飲むか?晩飯はもうちょっと、あとでもいいよな」 振り向こうとした体を、背後から拘束される。 「ねぇ、ひよさん」 「おい」 「このまま押し倒したらダメ?ご飯食べてシャワー浴びてからなんて言って、おあずけにするつもり?」 俺、もうこんなになってんだけどと、日和の腰に張り詰めたものを押し付けてくる。 「俺、我慢出来ない」 「・・・ぼ、僕が襲うって言った」 「でもひよさん、まだ勃ってないでしょ?」 ズボンの上から握り込むように触られて「うわっ・・・」と、声を上げる。思わす腰を引いて逃げれば、風太の雄に尻を擦り付ける態勢になってしまった。 「誘ってる?」 掠れた声に肩を竦める。項に噛み付かれ、甘い痛みに体を震わせた。 「さ、誘ってない」 「俺は誘ってる」 グイグイと押し付けられ、きゅっと秘められた場所が疼いた。 風太は、数歩先にあるベットへの移動も無理とばかりに、日和に襲い掛かる。今にもそのまま押し倒されそうで、日和は思わず「ベットでだ!」と叫んでいた。 風太はピタリと動きを止めると、いきなり屈み込み日和を抱き上げた。うわっと悲鳴を上げる日和をベットにポスンと落とし、上から覆い被さってくる。 瞬きの間に起きた出来事に、日和は呆れた顔で目の前に迫る顔を見上げた。
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