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「瑠璃遅い!逆上せちゃうよ!
あ!ところでさ、さっきお風呂場の前で、二人連れにあったんだけど、お一人ですか?って聞かれたから、同期の子と来ていますって答えたら、夕飯の後少し飲みませんか?って誘われた。例の団体様の人だって!」
「私は遠慮しとくよ!なんか下心みえみえでしょ?」
「凄く感じ良かったよ。もし危なかったら逃げればいいじゃん!瑠璃もたまには刺激があっても罸は当たらないよ!」
「わかったよ。」
その後夕飯を済ませ、旅館のすぐ隣にある居酒屋に向かった。通された部屋に入ると、
「瑠璃!」
突然名前を呼ばれて驚いた。
「咲哉?」
「彼女の同期の子って、瑠璃だったんだ。偶然だね?あれから6年経つけど変わらないな!」
「びっくりしたよ。隣の部屋の貼り紙に会社名があったけど、まさかこんなところで会うなんてね。真海が飲みに誘われなかったら会わずにいたかも?でも、会社の旅行で、別行動して大丈夫なの?」
「あぁ 、此処まで来て、上司の機嫌とりたくないしね。礼が真海さんにひとめぼれして、飲みに誘ったから俺は付き合いなんだけどね!」
卒業式の時言われた言葉が頭を過った。
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