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「俺たちってさ、この学校に入る時に、自分だけじゃなくて、親の名前や職業とかも書いている気がしないか?」周平は誰もいなくなった放課後の教室で思い詰めたような顔で訊いてきた。
「・・・・・・なんとなく書いていたかも」僕は適当に返事をしていた。
「ということは、職員室に入れば、それらの情報が書かれた秘密文書が大量に存在するというわけだ」
「・・・・・・なにを考えている?」僕は眉をしかめていた。
「わかるだろ、言わせんなって」
「忍び込むのか?」
「2人のMKの情報をゲットしようぜ」
「見つかったら大変なことになるぞ」
「平気だって。今日のうちにさ、1階の教室とかトイレの窓の鍵をいくつか開けておいてさ、夜になった時にそこから忍び込めばいい」
「マジかよ」
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