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天井がドーム型になっていて、部屋自体が円いカタチをしている。壁は一面藍色をしていて窓がない。それなのに自然光のような明るさがある。照明らしきものがなにも見当たらないのに、部屋の隅々まで一定の明るさがあった。そして、部屋の中心に大きな天蓋付きのベッドがある。そこからドアまでの距離がかなりある気がした。他に家具はない。テーブルも椅子もない。
「何、この部屋」
息が苦しくなる。
ジンは私を引っ張って部屋の中心に向かって歩いていく。
そして、私をベッドに座るように促された。
彼に掴まれている限り私はこの人の命令を聞いてしまうようだ。
「君にはしばらくこの部屋の住人になってもらいます」
白くて美しい顔が迫ってきても、顔を反らすこともできない。
「主の指示があるまで、待機して下さい。着替えを用意してあるので、服を脱いで。下着も全部脱いで、この寝巻を着て下さいね」
そう言われてやっと手を放してくれた。
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