第16章 与えられた運命

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「こんな恥ずかしいものをパンツなしで着ろって?女の人権無視もたいがいにしてもらいたいね」 「すぐに着ろ」 私の挑発にも乗って来ない。 何についてそんなに警戒されているのか、わからなった。 取り合えず手を出されないことは喜ぶべきだ。 仕方なくそれを着たら、ふざけたことに短すぎてお尻が隠れない。 侮辱されているのだと感じた。 「・・・これもあなたの趣味ですか?」 ジンは腕を組み唇を自分の指で引っ張りながら私を睨む。 「しばらく外す。おかしなことを考えるなよ。とうやのことを考えろ」 ジンはそう言い残して服をひっつかむと部屋を出て行った。 ガチャンという金属音が聞こえた。
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