494人が本棚に入れています
本棚に追加
相手の出方がわからないし、殺し方もわからないなら、このまま・・・。なにをされても平気なわけがない。自分のことなら耐えられるとしても、とうやくんが酷い目に遭わされたらと思うと・・・。
どこかで綻びが見つかって打開できれば良いのだけど・・・。
じっとしていると眠くなってくる。
空腹も喉の渇きも感じ始めつつ、私はそのまま眠り込んでしまった。
*-*-*-*-* とうや *-*-*-*-*
熱い。
痛い・・・。
身体中が・・・痛くて・・・辛い。
「とうや」
誰かが俺を呼ぶ。それは鈴の声ではなくて・・・でも、この声が好きだ。
最初のコメントを投稿しよう!