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第7章
だいたい毎日、黄昏れる。
休みの前の日。いつもならウキウキして当然の仕事帰り。ぼくは仕事でヘマをして、がっつり疲れて気分がだだ下がりだった。
絶対やっとけと言われてた書類作り、忘れてた。
マネージャーにすげぇ怒られた。
あの人はいつもぼくをロクデナシと疑わなくて、テキトーなヤツと決めていて、そんなことは十分わかってたのに、ミスすればすぐ揚げ足取られるから気をつけようと思ってたのに、忘れた。
今日は利用者さんをバスでスーパーに買い物に連れて行く日で、てんてこまいに忙しくて、書類のことなんてすっぽり抜けていた。
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