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小学生の時はそうでもなかったのに、中学に入学してからは、休み時間が待ち遠しくて堪らなかった。
理由ははっきりしていて、1年3組の後藤君が、休み時間によく私のクラス、4組に遊びに来ていたから。
後藤君は4組に来ると、決まって小学校からの友人、篠田君のところへ行き、漫画やゲームの話をいつも楽しそうにしていた。
その姿を、私はそっと見ていた。
気づかれないように、でも、私の思いに気づいて、私を思って、と願いながら・・・
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