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一方で彼女の様子もどうか窺っていました。まだ用心しなければいけませんから。火傷の痛みから、顔を手で覆いうずくまってはいたのですが。ただ、肌の一部がただれ、もう一つの肌があらわになっていました。そういった光景を目にすると今度はとても恐ろしくなってきました。それにまごまごしてられません。私は急ぎその場を離れました。すんでのところでした。外に出た途端轟音と共に火焔が燃え広がりました。火にくめたスプレー缶が爆発したみたいです。しかし、これで終えることはできません。官憲に事の次第を告げなければなりませんから。
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