プロローグ

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 吸血鬼。  そう呼ばれる伝説上の生物がいる。人の生き血を啜り、超能力を使い、強い力を持ち、夜に生きる。  吸血鬼にも様々な種族がおり、そのほとんどが魅力的な美しい姿をしていると言われている。  彼らが美しいのは、人を惹きつけて殺すため。  その美貌の引力に逆らえなかった者に待ち受けるのは、死あるのみである。  ただ、例外もある。  この話はその例外となってしまい、最強の吸血鬼の弟子になり、師匠が頭を抱えるほどのトラブルメーカーになった女の話である。
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