0人が本棚に入れています
本棚に追加
第5章愛は狂気 lay me down
白服さんが死んでから何日たっただろうか。あの日から雨は止まない毎日 毎日
もういるはずもない白服さんがいつも俺の隣にいる気がする。
MeseMoaから白服さんが急にいなくなって白服さんを見つけ出したのはとみたけだった。
白服さんの死はファンの皆には『体調不良』で通している。
でも白服の死の直後、俺もいなくなっていることから『2人で逃げた』とゆう噂もたっている。
で、俺はいま山奥の別荘に引きこもっている。メンバー達には『白服の事で少し休みをもらいます』とだけメールで送った。
あ「この霧なら外いけるかな」
白いYシャツに黒いズボンそれから 真っ赤なスカーフ
あ「白服さん・・・」
タクシーを呼び山を下りていく。深い霧のなか黒い木々が覆いかぶさるように過ぎていく
あ「ここで白服は死んだ」
白服が横たわっていた草の上をそっと、なでる。霧のせいで濡れている
しばらくボーっと座り込んでいると後ろから人の気配がした。
と「やっと来たね、あおいくん」
あ「とっとみ た け」
立っていたのは白いYシャツに黒いズボン姿のとみたけ
驚いて声も出せない俺をよそに、話し出す
と「あおいくんさー白さんが死んだの知ってるよね?俺が発見した時の白さんちょうどそこに横たわってたんだよね」
俺が座っているところを指さす。まさか俺が犯人だって事・・・・
続けるね。白さんの事を知ってるのはまだ身内だけ。ご両親すっごく悲しんでた、だって
『息子をメンバーの仲間に殺されたんだから』
!やっぱり俺が殺したって気づいてる。立ち上がり腰を低め構える
えっ何々?あおいくんもしかして俺があおいくんを犯人だと疑ってるとでも思った?
ハハッそんなことないよ、だってあおいくんが白さんを殺してるところ見たから疑うまでもない。
目つきが一気に鋭くなる。凍り付きそうなくらいの今まで癒し系でふわっとした人だと思ってたけどこんな表情するんだ
最初のコメントを投稿しよう!