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……どうしてそんな顔するのか気になったが、それよりもっと気になることが私にはあった。
「ところで……助けてもらっておいて何なんですけど、どうして相川さん此処にいるんですか?」
今頃、加瀬さんといるはずじゃ。
そして、相川さんが此処にいるなら、加瀬さんは今何をしてるのか。
冷静になってきたからか、色んなことが疑問に思えてきた。
「あー、それね。
てか、俺も聞きたいことめちゃくちゃあんだけど。
さっきのアイツのこととか」
「あ……そうですよね」
やっぱり、そこは話さなくちゃいけないよね。
……こんな大ごとになったんだ。避けては通れない。
「とりあえず、ウチ寄んない?
手当てしなきゃだし」
「えっ!?」
「え、なに? なんか問題ある?」
思ったより私の反応が大きかったのか、目をパチクリさせる相川さん。
「い、いや、そんなことまでいいです、大丈夫ですっ」
助けてくれただけでも感謝なのに、更に手当てまでしてもらうとか……。
至れり尽くせり過ぎて、本格的に天罰が下りそうで、なんか怖い。
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