27人が本棚に入れています
本棚に追加
「――不安感じない人間なんていないし」
この瞬間。レオナは16歳の女の子なんだと実感した。
強がっていても私達はまだ10代の女の子。保護者的役割のキールに頼りざるえないのが現状だ。
「……。」
「なーに見つめちゃってんの?アタシそんな気ないんだケド。」
「……。」
なおも私はレオナを見つめる。私もそんな気はないけれど
レオナの長い睫毛や透き通った肌には見とれてしまう。
するとレオナは後ずさりして部屋の中に戻って行った。
(ち、違うのレオナっ!私そんな気ないからっ!)
ああっ
私そろそろヤバイかも……。
最初のコメントを投稿しよう!