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朝日がのぼり、生活の音が聞こえ始めた。
だんだんと外が騒がしくなり、青年も目を覚ました。はっきりとしない頭を冷たい水でたたき起こす。窓を開けると、爽やかな光が全身を包んだ。
「ん~!いい天気だなぁ!」
そう言って手早く準備を済ませ、外に出る。
村の人々の寄合所のようになっている酒場へ向かいながら、すれ違う人たちと簡単に朝のあいさつをする。
少し歩いたところで酒場へついた。勢いよく扉を開け、酒場にいる全員に聞こえるよう大きな声でおはようと言った。
「おお!ルフ!今日は休みなのかい?」
「そうだよニールさん。」
こっちにこいよと言われ、5人の男が酒を飲んでいるテーブルに座る。
「昼間からお酒飲んで飽きないの?」
「酒は俺らにとっちゃ血みたいなもんだ!!どうだ?お前も飲んでみるか?」
ニールと呼ばれた男の一言で、男達は豪快に笑った。テーブルにいる、もうひとりの男がルフに話しかける。
「今日も探しに出かけるのかい?」
「いんや、今日は例の建物に行こうと思ってるよ。」
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