ルフの物語

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今日はどこを探しに行こうか、なんて考え事をしながら歩いていると、何かにぶつかり、しりもちをつく。 「いてて...ごめんなさい、考え事をしてて...」 「いや、いいんだ。僕の方こそ周りを見ていなかった。すまない。」 丁寧な言葉遣いと見たことのない紋様が描かれたローブに身を包んでることからこの村の人ではないことがすぐ分かった。 それじゃ、いい立ち去ろうとする男に話しかける。 「あの!」 「ん?なんだい?」 「この村の人じゃない...ですよね?どこからいらっしゃったんですか?」 男はルフをじっと見つめ何も答えない。 「あの建物に関係あるんですか...?」
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