僕はスライム、スライムでいよう

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「いや、ほんとに大丈夫だから。僕急いでるからこれでね」 彼女はなにか言いたげだったが無視して廊下を突き進んだ。 人に言いふらすような人ではないことを願おう。と思った。 校門を出ようとしたあたりでよく響く軽快な声が聞こえた。 「私は!!!!スライム!!!!可愛いと思うよ!!!!」 マンガだったらその時僕の頭の上にはハテナマークが何個も浮かんでいただろう。 見られたくないってわかってる上で叫ぼうと思うのと、スライムがかわいいなんて。
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