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席について、本を読み始める。いつもならホームルームまで僕に話しかける人なんていないからずっと本を読んでられるのだけどその日は違った。
「スライム君!おはよ!」
その瞬間教室の視線が一斉に僕に集まる。
「お、おはよ...」
ざわざわと教室がざわめく。クラス中から【変な人】という弾の詰め込まれた銃を突きつけられてる気分だった。彼女を除いて。
「え?なになに??みんなどしたの?!」
「今そいつのことスライム君て...」
彼女ははっ。とした表情になった。
「違うの違うの!ただの言い間違えだよー!」
普通の人ならそんな言い訳じゃ誰も信じないんだろうけど彼女の天然っぷりをもってすれば多少強引でもみんな納得するのだろう。
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