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｢どうしてそんなこと...そんなわけないじゃんか｣
｢君は、君自身が否定されるのが怖いんだよ。｣
｢違うよ｣
｢ううん、違わない｣
｢違うって言ってんだろ！！！｣
僕達以外誰もいない教室に僕の声が響いた。顔を上げるとそれでもなおまっすぐに僕を見つめる彼女がいた。
｢たしかに、その人に都合のいい人でいれば嫌われたり否定されたりしないもんね｣
｢だけどね、君は【君】なんだよ。｣
｢そんなこと...わかってるさ...。｣
｢だけど...｣
｢わかるよ私も｣
｢え？｣
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