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「僕が【僕】でいる...」
「...........そんなの...無理だよ...。僕をわかってくれる人なんていない...。」
「そんなことない!!!!」
彼女は今日一番大きな声で、そして今日一番近い距離でそう僕に言い放った。
「だれにも理解されない人間なんていない!」
「だって!私がいるもの!!」
彼女のその、たった一言で僕の心にまとわりついていた殻が破けた気がした。
「私は君に【君】でいて欲しい!」
「どうして...どうしてそんなに僕に...?」
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