気づけ。

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「…素敵」 「ありがとう。」 「もっと聴かせて。これからも歌って。」 「もちろん、誓うよ。」 好き、という想いを込めて彼の胸に顔を埋めたとき、朝礼のチャイムが鳴った。 何かが始まる音のようだった。 これがあたしの、恋のはじまり。確かな想いに変化する、瞬間だった。
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