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カウンター越しに声を掛けられた瞬間、嫌な予感がした。 向かいに立つのが、見た感じからしてどうにも自分語りが好きそうなおやじだったからだ。 人はいいけどアクが強い。距離が近すぎてちょっとうざい… 店主のおやじの日に焼けた笑顔にはそんな人柄が表れているようだった。 案の定、この狭い雑貨店で、僕達はおやじのとんでも話を聞かされる羽目になる。
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