第2章 20170402

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搬送先の病院のエントランスに入ると、待合室のソファーに座っている父と母、祖母の姿があった。 父の妹である親戚のおばさんは落ち着かない様子でウロウロしている。今にも泣きそうな顔だ。 「翔…来たか。話は聞いているか?」 父が険しい顔で問いかける。 「うん…倒れたって」 翔もその父の顔に見て、事態の重さを再認識する。 「大丈夫だ…きっと。まあ座れ。」 父にそう言われ、翔もソファーに腰掛ける。
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