第2章 20170402

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その日の夜、翔は父と風呂に入った。 翔から、父に一緒に風呂に入らないかと誘った。 1人でいる時が怖かった。 父は全てを察したかの様で、快くついてきてくれた。 翔にとっては、死をこんなにも近くで感じることは初めてだ。怖いのも無理はない。 しかし、それだけではない。 『じいちゃんが死んだ』 偶然だとしても、翔が昨日なんとなくついた嘘が本当になったのだ。 本来感じるはずのなかった恐怖。 1人ではいられなかった。 翔はその日、寝るまでずっと家族の誰かと過ごした。
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