壱:オトコの正体

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「セキ様にはあっしの他に、ネコの半妖とスズメの“眷属(けんぞく)”がおりまして、そいつらも話したり話さなかったりで」 あ、“眷属”というのは──と、また猿助の長話が始まった。 美穂は、うなずきながらも、自分のまぶたが重くなるのを感じていた。
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