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今までそんな事を考えていなかったけど実際、あの頃の幸せだった思い出に存在していた人がいざ目の前に現れると、実際虚しく感じる
ぽっかり開いた心の穴に塩を擦り込まれた感じ
どうしようもなく何もできない、ただ過去に縛り付けられているこの感情
こんな感情を持っていても何の得もない
ある意味、マイナスだ
真実さえ知ることができればきっと前に進めるはずなのに、なぜ皆私に教えてくれないのか
それとも狡くて賢い克巳の策略なのか・・・それさえわからず仕舞い
付き合いだして二週間が経つ彼氏の康誠とは相変わらず何も変わらない関係
克巳が本社に来ていた時は、ずっと康誠のマンションに寝泊りしていたけど今はそれも全くない。
週末も会うこともしないし、付き合っている・・・といっても、セフレの時と何も変わらない
はたして今、本当に付き合っているのかも怪しいぐらい私達の関係は以前と何も変わらなかった
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