28人が本棚に入れています
本棚に追加
/520ページ
『運命』と『宿命』
皆さんはどうとらえますか?
蒼井が調べたのは、
『運命』とは……。
運命は自らが選択して切り開くもの。
運ばれる命です。
ゆえに、ある程度決まっていても自分で変えることが出来るものと言う捉え方となります。
『宿命』とは……。
定まった宿された命。
例えば、女性に生まれるとか、どこの県で生まれたとか、どの親の子になって生まれたかとか。
変えることの出来ないもの。
宿されたもの。
でも、ここで1つの疑問。
例えば、男の子に生まれても女の子の心を持ち、女の子として生きていくのは、男の子に生まれたのは宿命だけど、その子本人によって、女の子になる決心をして、その子が選んだのが運命なんです。
そう、例え宿命であっても人は自分の意思で変わることが出来るのです。
それが運命。
主人と結婚を決めたのも、例え親が望んだものでも決めたのは私。
今までの私の生きてきた過去は、全てが私が決めた運命なのです。
最近、よくこう訪ねられました。
「それは、ご自分の意思ですか?」
その時、心では、
(私の意思のわけないじゃない!でも仕方ないんだもん。それが最善なのだから。)
と叫んでました。
これは運命?
宿命?
今なら、わかります。
真相心理で自分が怖くて逃げた、自分の裏の心が選んだ運命だったのだと。
誰が導いたのではなく、私の意思で選んだのだと。
それは、コンプレックスが生み出した私の傷付かない為の逃げ道。
実際は、その逆を望んでいるのに。
ただ、その逃げ道にもいばらの棘は全身を刺し、結局心を病んでしまいましたが。
最初のコメントを投稿しよう!