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光の玉はガラスの天井をすり抜けて足元に落ちる
途端、足元がガラスみたいに飛び散った
その先は地面の見えない空の只中
「ぅそ……。きゃあぁぁぁ!」
体が宙に投げ出される浮遊感
絶叫マシーンに乗ったみたいな、内臓の持ち上がる気持ちの悪い感じ
風を切る音と頬を過ぎる感触
夢じゃない、落ちてる!
目に見えたのは、あの桜色の光
落ちる者は何にでも縋る!!
私は手を伸ばした
光は吸い込まれるみたいに私に寄り添って、手の中に消えていった
途端、ふわっと温かく柔らかい布団に包まれたみたいに気持ち良くなった
とても眠たい……
私はそのまま、眠り込んでしまった
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