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私がまだ高校生だった頃、夏休みのある日に友達二人が泊まりに来ていた。
その日は父は夜勤、祖父は趣味の写真を撮るために泊まりで出掛けていて家に居るのは私と友達二人の三人だけだった。
私も二人の友達もホラー映像や怪談話を聞くのが大好きで、夜の女子トークは女子高生らしく恋ばな…ではなく怪談話をしよう!とゆうことになった。
六畳の和室に布団を敷き、三人で輪になって怪談話を始める。
仏間なので雰囲気もあって怪談話はとても盛り上がっていた。
最初は仏壇に灯す用の蝋燭を一本立て、その揺らめく灯りの中で一人ずつ話をしていたが、蝋燭が小さかったのもあり三話ほど話し終わった頃には蝋燭は熔けきって灯りは消えていた。
雨戸も閉めてある為、外からの光も一切なく部屋の中は真っ暗だ。
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