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ジール村に転移し帰ってきたショウは膝をつく、、、。
「ふう、、、疲れたな・・・魔力もギリギリだし・・・。」
「おい、ショウ大丈夫か?」
ふらつくショウをチャーリーは、
村人達が焚いた大きな焚き火の前に腰を降ろさせる。
元々ショウは純粋な魔法使いでは無い為、
転移は一人しか出来ないし相当な魔力を消費する為、
かなり燃費が悪い。
「・・・明日の昼には王国の騎士団が来るよ・・・?」
「そうか、、、こっちも村人に手伝ってもらって盗賊共全員縛ったぜ?」
チャーリーはショウの隣に腰を掛けエールを飲み干すと、
「さっきイエーガーさんに話が有るって言われたんだ・・・。」
少し真面目な顔をしたショウがチャーリーを見る。
「・・・俺はもう軍に戻る気はねえぞ!?」
「そりゃあ、僕も戻りたく無いけど・・・一応恩人だし、、、」
「お前は前の大戦で十分その恩は返した、、、それともまた戦場に戻りたいのか?」
「・・・それは、、、ん?」
「ああ~!」
ショウはチャーリーに言われ項垂れると、
女の子が目を見開いてショウを指刺している。
「・・・チャーリーこの子は?」
「さっき盗賊のアジトで助けて来た内の一人だ・・・。
アジトが空だったからそのまま全員連れてきたんだ。」
「ふーん、、、可愛い子だね?」
「ああ、、・・・両親は最初に盗賊に襲われた時見せしめに殺されたらしい・・・。」
「・・・・・」
「おにいちゃんたちがきゅうせいしゅさんだ~そんちょーがいってた!」
女の子はショウの手を掴み引っ張ろうとする。
「こっち、こっち、みんなまってる!」
村の真ん中では盗賊から解放されたせいか、
若い衆が笑いながら踊っており、
酒瓶片手に騒いでいる・・・。
「チャーリー、僕・・・ちょっと行ってくる。」
「おう、、、俺も行くか・・・。」
「おにいちゃんたちおいていくよ~?」
ショウとチャーリーは村の少女に引っ張られると、
村人たちに交じり騒ぎ出す。
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