第2話

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村人達と宴会をした次の日の翌朝、 「おにいちゃんたち、へいたいさんがきてるよーっ!」 「ウグ!・・・そこは、、、グフッ・・・」 「ほわ~もう来たのか、、、ショウ生きてるか?」 昨日の少女がショウの布団にジャンプしながら飛び込むと、 少女の膝が急所を着撃しショウは再び眠りに落ちる・・・。 第2騎士団のジャックは降りた馬の傍で煙草に火を点け、 ボーッと空を見ながらショウ達を待っている。 (くそ・・・眠い、、、夜通し馬走らせていたからとにかく眠い・・・。) 「すみませんジャック隊長待たせてしまって、、、」 しばらくすると子供たちを肩に乗せたショウとチャーリーがやって来る。 「よお・・・ショウにチャーリー・・・お前らいつからボランティア始めたんだ?」 「別にボランティアって訳じゃ、、、昨日から妙に懐かれて・・・」 ショウとチャーリー子供達を降ろすと、 今度は足元をまとわりつく・・・。 「だあー離れろガキ共!おにいさん達は仕事が有るから後で相手してやる!」 「チェッ!・・・ならショウとチャーリー後でな遊べよーー!」 子供達はそう言うと駆けて離れて行く。 「呼び捨てにすんじゃねーー!ガキ共・・・ったく。」 子供達はそう言うと駆けて離れて行く。 「・・・イエーガーには悪いが、お前らには似合ってるかもな?」 「そりゃあ、軍に居たよりは楽しいですよ?・・・ただ収入は激減ですけど・・・」 ショウがそう言うとガクっと項垂れる、、、 「まあ、楽しけりゃ良いんじゃねえか?」 ジャックはクククと笑いながらショウとチャーリーを見る。 「さて、、、十分に笑った所で、、、今の状況は?見た所すごく呑気だけどよ?」 「・・・盗賊団はそこの納屋に閉じ込めていて、 アジトに居た近隣の村から誘拐された女や子供達も保護してます。」 ショウは足元に居る少女の頭に手を乗せ撫でてみる。
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