第4話

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「・・・眠い、、、」 朝の弱いショウは宿屋の階段をフラフラと手摺りを使い降りて行くとテーブルに座り注文を取りに来た若い女性の店員にコーヒーとパンを注文すると大きく欠伸する・・・ (・・・ったく、、、ステフさんの酒好きにも呆れるな・・・何時に寝たのか全く覚えて無いや・・・) ショウがため息をつきながらテーブルに置かれたコーヒーを一口含むとガチャリと鎧の擦れる音が聞こえ、ショウはチラ見しながらハァ・・・と深く息を吐く 「あの、、、少しお時間宜しいでしょうか?」 「良くない、、、それと昨日の続きを・・・とか言うんならゴメンだからなっ!!」 寝起きのショウは機嫌が悪いのかシッシッと犬、猫をあしらう様に・・・昨日剣を合わせたアールに対し手を振ると、彼が床に膝を付きながら急に頭下げるので急に辺りが騒めき出す・・・ 「お、おい・・・いきなり何だよ一体?」 「あの後イエーガー隊長に聞きました・・・あなたは前の大戦でかなりの剣士だったと、、、お願いです・・・自分にご教授をお願い致します!」 深く頭を下げるアールにショウは困った顔し、分かったって・・・とポリポリと頭掻くとアールに向かってため息をつく・・・ 「イエーガーさんからも話は聞いていたから一応受けるけど条件が二つある」 「・・・二つですか?」 ショウが右手の指を二つ立てながら言うとアールが首を傾げる・・・
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