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それにプラスαでティエナシエルトールが隠していたらしき大量の書類。
恐らくそれをも察していながら働いていたのだろうセラフィムは、気絶する前より更に増えた書類だけを特定して見つめながら最早完全に無表情になっている。
「セラフィム」
そんな事も御構い無しに声をかけると、セラフィムはハッとした様子で振り向いた。
「っはい、アースフィールナー様」
「長いからルナで良い。今すぐティエナシエルトールの部屋に行って来い。まだ隠しているだろう?」
ギロ、と確信を持ってティエナシエルトールを睨むと、案の定真っ青になって目を逸らした。
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